2013年度の正力賞選考委員会が11日、都内のホテルで行われ、楽天を初の日本一に導いた星野仙一監督(66)が、阪神監督時代の03年以来2度目の受賞を果たした。

 またシーズン無敗で開幕24連勝という日本記録を樹立した楽天田中将大投手(25)が、04年のマリナーズ・イチロー外野手以来2人目となる特別賞を受賞した。

 ソフトバンク会長の王貞治委員長は「3年前に震災がありましたが、星野監督は先頭に立って東日本のために戦い、3年目の正直で日本一になった。地元の皆さんにはこれ以上ない感動を与えた指揮官としての頑張りは1番に値する。田中投手は今後このような記録が生まれるかと聞かれたら、たぶん生まれないでしょうと答えるしかない素晴らしい成績を達成した。本来は1人だが、特別賞とすることにした」と総評した。