巨人は16日、都内のホテルでスタッフ会議を行った。日本一奪還を目指すチーム指針の確認、2月のキャンプを円滑に行うための討論などを行った。松井秀喜氏(39)の臨時コーチ就任も正式に決まった。

 白石興二郎オーナー(67)も出席し、会議後、会見を行った。「昨年の悔しい思いを取り返すべく、臥薪嘗胆(がしんしょうたん)、日々精進、さらに努力し、日本一奪還を目指してもらいたい。松井君の一挙手一投足に教えられることは多い。知見、体験を伝えてほしい」と話した。

 また白石オーナーは、1月10日に長嶋茂雄終身名誉監督(77)と松井氏が東京・大手町の読売新聞本社を訪れ、渡辺恒雄会長(87)を交えた会談を行ったことを明かした。「我々の気持ちは伝えてある。両手を広げて待っている、と言いました。一義的には松井君の判断になるが、将来の設計の中で、我々としてはジャイアンツの一員として戻ってくれて、ゆくゆくは監督として、率いてくれることを期待する」と述べた。