DeNA中畑清監督(60)が16日、感極まって涙した。

 ソチ五輪ノルディックスキー・ジャンプ男子ラージヒルで銀メダルを獲得した葛西紀明に感動。「限界は自分で決めちゃいけない。目標を持ち続けることで可能性が生まれたことを教えてくれた。男のロマンを見せてくれた。悔しさを嫌というほど味わってきたから頑張り抜けている」と目を赤くした。

 球場入りの時はヘルメット、ゴーグルを装着し「おれはそこまでやるつもりだよ。いやー」と上機嫌にジャンプのものまねを披露していたが、取材陣に囲まれると葛西の生きざまに心を突き動かされた。「感動の涙はいくらでも野球で味わいたい」と語った。