<阪神7-5ヤクルト>◇19日◇甲子園

 阪神が豪快な逆転勝ちで甲子園7連勝に延ばした。

 主役を張ったのはマウロ・ゴメス内野手(29)だ。最大5点のビハインドがあったが、2点差に迫った5回1死一塁で打席へ。ヤクルト先発石川の外角シンカーを完璧にとらえ、左翼席に同点2号2ランを放り込んだ。

 まさに4番のひと振りが効き、中盤に打線が奮起して試合をひっくり返した。甲子園で来日初アーチを架けたゴメスは「格別だよね。同点に持って行ける本塁打だったし、チームとしても大きい。配球というより、打てる球が来たら打つ意識だった」と振り返った。

 この日は3安打3打点の活躍。お立ち台では「オオキニ!」と叫び、阪神ファンの笑いを誘っていた。