<DeNA2-1ヤクルト>◇10日◇横浜

 DeNAがアーロム・バルディリス内野手(31)の1発のみの1安打で勝利し、今季2度目の3連勝を飾った。

 7回1死まで無安打も、四球を挟んで1死二塁とし、バルディリスが7号2ラン。1点を返されたものの、継投で逃げ切った。中畑清監督(60)も満面の笑みで、「緊迫した試合の中で、勝ちが続いている。選手の成長を感じる。1安打で勝っちゃっていいのかな」と喜んだ。

 1失点でしのいだ4人の投手陣の力投も大きかっただけに、「(先発)モスコーソの闘争心を、中継ぎ陣がつないで頑張ってくれた。投手が頑張ってくれるから、こういう試合になる」とたたえた。

 初めて4番を任せたバルディリスの起用もスバリ。「はまったね。あそこしかないタイミングで打ってくれた。鳥肌が立ったし、打った瞬間は、血管3本くらい切れたんじゃないか?」と、絶口調だった。これで2カード連続勝ち越しで、最下位を脱出した。