<西武5-3ロッテ>◇26日◇西武ドーム

 西武金子侑司内野手(24)が、熱中症を押して逆転打を放った。

 1点を追う6回1死一、二塁。カウント0-1から、先発涌井の2球目ストレートを右中間に運ぶ逆転の2点三塁打を放った。実は試合の途中からフラフラしていた。「二塁を回ったときから、足に感覚がありませんでした。こんなことは初めて。軽い熱中症といわれました」と戸惑いを隠せない。

 4回の3失点は先頭井口の二ゴロを失策した自分のミスからだった。「迷惑をかけたので、どうしても打ちたかった」という執念の一打。田辺監督代行も「今の金子はミスをバッティングで帳消しにできる力を持っている」と、頼もしそうに話した。