<ロッテ5-9西武>◇8日◇QVCマリン

 ロッテの連勝が5で止まった。3位浮上へ加速していた勢いが、いったん停止となった。

 一時は一気の逆転を見せたが、再逆転を許してしまった。4点ビハインドで迎えた6回。デスパイネとサブローの連続適時打で2点を返し、クルーズが左中間席へ逆転3ラン。

 6日の5点差をひっくり返すサヨナラ劇の再現かと思われたが、8回に落とし穴が待っていた。栗山の三塁線への当たりそこねが同点の投安となり、さらにメヒアの打球は三塁ベースに当たる左前打で勝ち越しを許した。連勝中のツキが逃げた形だ。

 伊東勤監督(51)は「一瞬喜んだけどね。良くひっくり返したけど、後味は悪い。出ばなをくじかれた。先発ピッチャーがストライクが入らないんだから。残念でしかたがない」。逆転を許した益田より、怒りの矛先は先発藤岡に向いていた。