<阪神3-7広島>◇10日◇京セラドーム大阪

 阪神はプロ初登板のルーキー岩貞を初先発に立てた。期待のドラ1左腕は初回に3点を失うと、4回にも1失点。結局、4回5安打3四球の4失点(自責点は3)で降板した。

 和田豊監督(51)は初黒星となった岩貞に「気持ちいいぐらい、ばらけてたね。でも、腕は思い切り振れとったし、あれだけ腕が振れていれば。相当緊張したと思うし。制球も、もうちょっとまとまってくる投手なので。球のキレはあったんでね」と一定の評価を与えた。

 76球での降板に「今日はあそこまでやろ。こっちも勝ちにいくわけやから。4点が限度。(球数は)80から90前後と思っていた」と説明した。「またチャンスは?」の問いに「もちろんいくよ」と次回に期待していた。