<巨人3-4阪神>◇12日◇東京ドーム

 阪神ランディ・メッセンジャー投手(32)が投打に活躍を見せた。

 6回、3連打で1点を失い、村田にも四球を与え無死満塁のピンチ。セ・リーグ奪三振1位のスイッチが入った。井端、セペタ、ロペスを3者連続空振り三振に仕留めた。

 「四球を多く出してしまったところは、今日のいけない部分でした。力の入り具合はいい感じだったんだけど、コントロールが定まりきらなかった。ただ、最後の6回の満塁の場面ではいいところに投げ切れたかなと思います」と振り返った。初回に1点を先制されたが、6回を6安打2失点と立ち直り、10勝目をマークした。

 打っては5回の先頭で右中間へ二塁打を放った。鳥谷の勝ち越し犠飛で本塁へスライディング。6回の3打席目は左中間へ2点適時打。「チャンスだったから、とにかく必死だったよ」。メッセンジャーは二塁を目指そうとしたが行けず、一塁へヘッドスライディング。泥だらけのユニホームでメッセンジャーが躍動した。