<広島5-4巨人>◇17日◇マツダスタジアム

 巨人江柄子裕樹投手(27)が約2年ぶりの先発で3回1失点と、粘りの投球を見せた。

 毎回走者を出したが、踏ん張った。3回1死一、三塁からはキラの右犠飛で1点を許したが、続く梵のセンター前へ抜けそうになった当たりを坂本が好守で救った。先発ローテーションの谷間で12年9月5日の阪神戦以来の先発に抜てきされたが、3回を投げ、救援陣にバトンを託した。

 「長いイニングを投げるというよりもリリーフの時と同じ気持ちで1人1人抑えていこうと思っていました。ストライク先行のカウントを作ることができずに自分で自分を苦しめ、流れに乗り切れませんでした。今日の登板を反省し、同じことを繰り返さないように勝負していきたいです」と話した。

 しかし、チームは8回に逆転を許し、敗戦となった。