<ロッテ3-0ソフトバンク>◇24日◇QVCマリン

 ロッテ唐川侑己投手(25)が、強力ソフトバンク打線に対し7回を投げ6安打無失点で今季2勝目を挙げた。

 5回には右手薬指を地面に突いて出血するアクシデントもあったが、乗り越えた。今季は不調続きで2度にわたる2軍調整を余儀なくされ、プロ入り初めてリリーフも経験。2度目となった前回20日のオリックス戦で、2回5三振無失点と好投し感じをつかんだ。

 「1イニングでも長く投げることはもちろん大事なんですけど、短くてもしっかりと抑えて試合を作ろう。1人1人、1イニング1イニング大事に投げよう」と気持ちに変化が生まれた。3回までのピンチを切り抜け、生命線の外角直球を中心にスローカーブもうまく使ってソフトバンク打線を封じた。