ヤクルトの来季監督に真中満チーフ打撃コーチ(43)の昇格が有力となっていることが12日、分かった。球団幹部が「有力候補であることは間違いない」と認めた。

 今季のヤクルトは1年契約で臨んだ小川淳司監督の下で昨季最下位からの巻き返しを図ったが、主力の相次ぐ故障などもあり、ここまで最下位と低迷。チーム再建に向け、2013年に2軍監督として5年ぶりのイースタン・リーグ優勝を果たし、今季は1軍でリーグ最多得点を誇る打撃陣を指導した真中コーチの実績が評価されたとみられる。

 真中コーチは栃木・宇都宮学園(現文星芸大付)高から日大を経て1993年にドラフト3位でヤクルト入り。ヤクルト一筋16年の現役生活で4度の日本一に貢献し、通算1368試合で打率2割8分6厘、54本塁打、335打点だった。