<西武0-5日本ハム>◇17日◇西武ドーム

 日本ハム陽岱鋼外野手(27)の手負いの一発が決勝弾になった。1回1死二塁の好機に打席に入り、3球目は左足甲内側への自打球。その場でもん絶し、ベンチに戻って約5分間治療を受けた。打ち直しの5球目。今度の打球は放物線を描き、左翼ポール際へ飛び込む22号先制2ランとなった。

 ゆっくりとダイヤモンドを1周しハイタッチで迎えられたが“代償”は大きく、直後の守備から退いた。試合中に埼玉・所沢市内の病院でMRI検査を受け、左足関節甲部の打撲と診断された。「(患部は)痛いです」と厳しい表情で球場を後にした。