<阪神3-4中日>◇21日◇甲子園

 中日が延長11回、4時間33分の激闘を制して14年の終戦を阻止した。

 負ければ2年連続Bクラスが確定したがけっぷちの阪神戦。先発伊藤が5回に2点を先制されたが6回に高橋周の適時打などで逆転し、再び追いつかれても11回に高橋周の犠飛で勝ち越した。

 又吉や福谷も0のバトンをつなぎ切り、4位にも浮上した谷繁元信兼任監督(43)は「今日は粘り勝ちですね」とにっこり。「今日は相手がバントできなかった。それを見て自分のチームに生かしていかないと」。大和の2犠打失敗が反面教師と手綱を締めた。