<阪神3-4中日>◇21日◇甲子園

 中日2年目の福谷浩司投手(23)がプロ初勝利をつかんだ。同点の9回から登板。

 2死から呉昇桓に内野安打を許すと、投ゴロを処理した自身の一塁悪送球で二、三塁とされ、サヨナラ負けのピンチを招いた。だが関本をこん身の157キロ真っすぐで二ゴロ。2イニング目の10回も0に抑えると、11回に高橋周の決勝犠飛が出て白星が転がり込んだ。しのいだサヨナラのピンチについて「自分でも怖いぐらい冷静でした。自分のボール、野手を信じて腕を振りました」と胸を張った。初勝利については「ふがいない投球をしてしまった…と、明日に向けて切り替えていたところだったのでまだ実感がないです」と苦笑い。両リーグ最多68試合登板の12年ドラフト1位が踏ん張り、Bクラス確定を阻止した。