<パCSファイナルステージ:ソフトバンク4-1日本ハム>◇第6戦◇20日◇ヤフオクドーム

 ソフトバンク大隣憲司投手(29)が、7回を無失点に抑え、チームに日本シリーズ進出をもたらした。

 勝利監督インタビューでは、秋山監督から「指名」を受けて、急きょお立ち台へ。「ほんとにみなさんに支えられてここまでこられた。なんとか4月末から復帰して、精いっぱい投げてきました」と胸を張った。

 シリーズ初戦の15日先発して中4日の登板。黄色靱帯(じんたい)骨化症からの復帰ということもあり、シーズン中にはなかった登板間隔にも、大きな仕事をやってのけた。

 「緊張感のある試合の中で、自分の力を出せてよかった。無失点で抑えられたからうれしいですね」。3者凡退だったのは2回のみと、苦しいピッチングだったが、日本ハムにホームを踏ませなかった。