スポーツメーカーのローリングス社が人気野球漫画「グラゼニ~東京ドーム編~」(週刊モーニング、講談社)の主人公である文京モップス・凡田夏之介投手とアドバイザリー契約を結んだことを11日、発表した。米球界で名をはせるブランドが漫画の主人公と同契約を結ぶのは超異例だ。

 同社関係者は「メジャーにゆかりがあって、グラブも非常に気に入っていただいています」と“指名理由”を説明する。

 「グラゼニ」はプロ野球界のマネーサバイバルの模様を克明に描く作品で、原作・森高夕次、絵・アダチケイジが手掛ける。主人公の凡田は高卒のドラフト最下位でプロ入りした中継ぎ左腕。今季は大リーグ「ボストン・ブルーソックス」から巨人をモデルにした文京モップスへ移籍し、セットアッパーを目指して奮闘する。

 凡田は「メジャーNO・1ブランドのローリングスと契約できたことを誇りに思います。ブルーソックスでも使用していたHOH(R)のグラブとともに日本球界NO・1年俸を目指します」とコメントした。

 キメの滑らかな牛革HOH(R)を用いたグラブを愛用。作品では同社の赤いロゴが入り、チームカラーであるオレンジのグラブを披露している。