来秋ドラフト候補で、東京6大学リーグの早大・杉山翔大三塁手(3年=東総工)が、捕手でのプロ入りを熱望した。27日、東京・東伏見の早大グラウンドで今年の練習を終了。高校時代にドラフト上位候補と言われた杉山も、来年が学生最後の年。進路について「第1(希望)はプロを目指している。捕手としてプロに行きたい」と意気込んだ。

 1年時は捕手で斎藤佑樹(日本ハム)らの球を受けたが、2年秋から打撃を生かし内野手に転向。だがこのオフ、岡村猛監督(56)から捕手や一塁手など複数ポジションの練習を言い渡された。チームメートで同じくドラフト候補の地引雄貴(3年=木更津総合)も捕手、一塁手、外野手をこなしている。杉山は「(高校時代から)スカウトの方も捕手として評価されていると思う。来年は地引との争いに勝ちたい」と正捕手獲りを誓った。