<東京6大学野球:慶大4-2早大>◇最終週最終日◇4日◇神宮

 早大が2-4で慶大に敗れて勝ち点を落とし、全チームから勝ち点を挙げる完全優勝を逃した。先発の高梨雄平投手(2年=川越東)が、1-1と同点の4回無死満塁の場面で降板。ルーキー吉永健太朗投手(1年=日大三)がリーグ戦初の救援マウンドに上がったが、連打で3走者の生還を許した。「ああいう場面は(高校で)たくさん経験していたんで何とか抑えたかったけど、結果的に3点取られて負けてしまったので悔しい」と唇をかんだ。

 その後は立ち直った吉永は3回無失点。防御率を良化させ、最優秀防御率とベストナイン投手の表彰を受けた。タイトルではないが、今季4勝もリーグトップタイ。「春から投げさせてもらって、結果が残せて、今日は(投球内容が)悪かったけど最終的に賞をもらえてうれしい」と話した。