<全日本大学野球選手権:早大3-2九州共立大>◇17日◇準決勝◇神宮

 早大が粘る九州共立大を振り切り、5年ぶりの決勝戦に進出した。2-2で迎えた8回、無死一、三塁の好機を築き、地引雄貴捕手(4年=木更津総合)が左前打して勝ち越した。地引は「自分はその前に2度もバントを失敗したし、パスボールもあった。何とか1点を取りたかった」と、145キロをはじき返した一打を振り返った。岡村猛監督(57)は「バント失敗で落ち込んでいたが、切りかえていけ、といった。よく打ってくれた」。

 18日の決勝の相手は、同じ神宮を使う亜大と決まった。「自分たちの野球をやるだけです」。地引はこう話していた。