<東都大学野球:国学院大6-4中大>◇3日◇神宮

 3季ぶりに1部昇格した国学院大が6-4で中大を下し、開幕カードで勝ち点1を挙げた。4-1の6回から2番手で登板した山崎福之投手(4年=聖望学園)が2ラン本塁打を浴び、1点差に迫られた。さらに1死三塁とピンチを招いたが、相手7番打者に初球を投げた時点で11分間の降雨中断。ここで山崎福は「置きにいく癖が出ていたが、4年間、悔いがないようにボールを投げるだけと腹がくくれた」と気持ちを切り替え、三振、一塁ゴロで危機を脱出した。鳥山泰孝監督(37)は「あそこは迷いなく山崎福を続投させた。対策を練って、精神的に強気になるように(捕手の)石川(良平=3年、桐蔭学園)を通じて話した。よくやってくれた」と評価していた。