<オープン戦:阪神3-0オリックス>◇2日◇倉敷

 浜ちゃん冷やり!

 オリックス浜中治外野手(29)が左わき腹打撲で途中交代した。4回無死二塁の右翼守備で、右中間に上がった桜井の打球を追って中堅の平下と交錯(記録は先制適時三塁打)。左わき腹を強打し、苦悶の表情を浮かべてその場にうずくまった。動かない浜中に倉敷の虎ファンも右肩に続く大ケガか、と固唾を飲んだ。コリンズ監督らも血相を変えて駆け寄り、何とか歩いてベンチに戻る際も左わき腹を押さえたままだった。

 「一瞬呼吸ができずビックリしました。痛みはありますが段々引いてきました」。血色が戻ったのは交代10数分後のことだった。トレーナーの診断は「左わき腹打撲」と幸い軽症。病院には行かず、アイシング治療で事なきを得た。コリンズ監督は「肋骨の打撲のような感じ。明日の様子を見る」と話したが、浜中は「あさってから試合に出るつもり」ときっぱり。当初の予定通り3日は神戸居残りでローズ、カブレラらと打ち込みを行うが冷や汗たっぷりだった。【松井清員】