落合監督オレ流ノック解禁
中日落合博満監督(54)が、今季初めて「オレ流ノック」を解禁した。明日28日広島との開幕戦(ナゴヤドーム)を前に26日、ナゴヤドームで全体練習を行った。指揮官は、2月の沖縄キャンプから封印してきたノックバットを今年初めて握って、シートノックに登場。野手全員に対して約20分間ノックを打って、チームに気合を注入した。開幕前の恒例行事を終えて、オレ竜が本番モードに突入した。
落合監督が、右手にノックバットを握って、本塁の前方に歩み出た。その姿に持ち場についた野手15人の顔が引き締まる。開幕戦を2日後に控えた本拠地でのシートノック。指揮官は次々と厳しい打球を打った。
外野ノックでは右へ、左へと容赦ない打球を放った。初めて落合監督のノックを受けた和田は「結構、走らされましたね」。練習が内野ノックに変わると、最初の打球は、三塁についた森野へ。いきなり三塁線上を鋭い打球が襲った。追いつけなかった森野は急いで守備位置に戻って、大きな声で「ハイ!」と叫ぶ。選手たちに、本番さながらの緊迫感が漂った。二塁に入った西川は「エラーをしないように気をつけました」と緊張気味に話した。
落合監督は、2月1日のキャンプ初日に「(今年は)見ているだけ。バットを持つことはありません」と恒例のオレ流ノック封印を宣言。3月1日にはフリー打撃の要領で中村紀にノックを打ったが「ノックバットは持っていない。あれは普通のバットだ」と話していた。キャンプを終え開幕直前となって、恒例のシートノックで満を持して解禁した形だ。
選手会長の荒木は「これがあると(シーズンが)始まるなあという感じ。結構動かされた」と表情を引き締めた。落合監督はこの日、投手陣のフリー打撃でエース川上らに打撃指導も行った。オレ流監督が自らチーム状態の「最終チェック」して、就任5年目のシーズンに向けた準備を整えた。【益田一弘】
[2008年3月27日9時1分 紙面から]
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