ダルビッシュが交流戦の開幕2連勝に導く。先発が濃厚な21日の横浜戦に向け「僕の家族が見に来るんですよね」と、予告先発ではないのに思わずポロリ。20日は軽めのメニューで調整。登板すれば4月24日以来、約1カ月ぶりの本拠地札幌ドームになるが、準備は整った。

 “わが家”の札幌ドームでは、今季5試合45イニングで自責2、防御率0・40と抜群の成績を残す。「応援が力になる」が日ごろからの口癖だ。昨年の交流戦開幕カードの巨人戦(札幌ドーム)でも、グリンに続き2連勝となる快投を披露。交流戦12連勝につなげている。

 本当のわが家でもエネルギーを充電した。4日夜から遠征が続き、18日に福岡から札幌に戻り長男と久々の再会。「すごく大きくなったと(夫人から)聞いていたので、もっと大きくなっていると思ったけど。でも重くはなっていました」と、うれしそうに話した。

 横浜三浦とのエース対戦が有力。同一リーグのロッテ小林宏、楽天岩隈、ソフトバンク杉内らエース格に投げ勝ってきた。「僕が投げるか分からないんで」と最後はごまかしたが、2連勝は譲れない。