渡辺も!

 抑えカルテットだ!

 ブルペンを預かる中西投手コーチが五輪期間中のリリーフの具体的な起用法について言及した。ウィリアムス、久保田らの経験組、新加入のリーソップ以外にもう1人、意外な名前を挙げた。これまでJFKの前、主に6、7回を任されてきた渡辺だ。

 「久保田、リーソップ、ウィリアムス、渡辺も。この4人までは(抑えは)ある。例えば久保田を6、7回と前倒しで使えば最後は渡辺。(渡辺は)後ろを締めるというプレッシャーは味わったことがないが、リリーフの経験はあるわけだから」

 均衡状態で先に久保田を使えば、8回からはリーソップ、ウィリアムス。2人で逃げ切るのが理想だが、連投の加減や相手打者との兼ね合いによって、ラスト渡辺というオプションも残す。今季は少ないイニングをまたいでの投入も積極的に行うつもり。この日、甲子園新室内のブルペンで調整した渡辺は「登板機会が増えるのは自分にとってチャンスだと思うので頑張りたい」と意気込んだ。