<ヤクルト2-2中日>◇6日◇松山

 中日はヤクルトと延長12回の末に決着つかず引き分けに終わった。4時間23分の試合後、落合監督は「明日のスタメンどうしようかな。これだけ動きが悪ければ考えなきゃいけないだろう」とスタメン変更も示唆した。荒木、森野の五輪組を欠いた打線は序盤からヤクルト先発石川の前に淡泊な攻撃を繰り返した。6回まで2安打無得点。好投の小笠原を援護できなかった。

 ようやく奮起したのは7回だった。ウッズが31打席ぶりの22号ソロで1点差とすると8回には相手のつたない守備に助けられた代打立浪の左翼二塁打をきっかけに、1死三塁から小池が右前に同点タイムリー。「まず同点。外野フライでもいいぐらいの半分開き直った気持ちで打席に入れたのがよかったと思います」と話した。直前には途中から降り出した雨が激しくなり、ヤクルトベンチは球審に中断を要請。コールド負けの可能性が迫る中での貴重な1打だった。

 それでもその後は決定力不足に泣き無得点。打率だけでなく総得点も広島に抜かれてリーグ最下位となった。