<横浜2-3広島>◇25日◇横浜

 横浜村田修一内野手(27)が北京からの帰国翌日にいきなり2安打した。6回に中堅フェンスを襲う安打、8回にも中前打した。「初回の守備でもたついたし、足にきているかと思った」と話したが、それでもフル出場した。「結果はともかく、チームのために早めに出られてよかった」と喜んだ。

 帰国した前日(24日)伸びていた髪をカットした。この日チームに合流すると大矢監督とガッチリ握手をかわし、「4番三塁」で先発出場した。試合前には「昨日までは日の丸を背負った村田だったけど、今日からは横浜の村田修一として頑張ります」と話していた。

 言葉通りに、地元横浜のファンに健在ぶりを見せつけた。五輪前にのどの痛みと微熱を訴え、試合でも実力を発揮できないままだった。来年はWBCが開催される。「吉村も内川もいますしね」といいながら、自らも「また日の丸を背負えるように頑張りたい」。ハマの大砲が疲れを見せず、本拠で再スタートした。