中日和田一浩外野手(36)は7日、打撃フォーム改造に取り組む考えを示した。岐阜市内で行われた高校球児、指導者相手のシンポジウムに参加。イベント終了後「今年と全く一緒ということはない。本当に納得する成績を残すには何かをしないと」と話した。

 西武からFA移籍1年目の今季は、満足のいくシーズンではなかった。セ・リーグ15位の打率3割2厘を記録したが終盤は不振。結局西武時代の通算打率3割1分7厘を下回った。クライマックスシリーズ直前に落合監督の助言で左足を高く上げない新フォームに取り組んだが、時間切れで中断した経緯がある。「ベストなフォームは簡単に見つかるものではない。やりながら、試しながら、見つけていきたい」と試行錯誤を続けるつもりだ。

 今月中に自主トレを始める。「本格的には1月に始動すると思うが、もう少ししたら体を動かそうと思う。頭が野球の方に向いてきた」と、移籍2年目を見据えた。【桝井聡】