WBC日本代表候補の西武岸孝之投手(24)が名球会から日本代表入りへ強烈プッシュを受けた。17日(日本時間18日)に行われた名球会のチャリティーゴルフ大会で、日本代表の山田久志投手コーチ(60)は昨年までソフトバンク監督の王氏、新井打撃コーチらからの情報収集に奔走。名球会の意見を代弁する形で「今の岸は世界で通用すんじゃないかという話が多く出ました。いろいろな人に聞いても、岸の評価が高かったね」と話した。

 名高い一流プレーヤーも岸の投球には心を奪われた。日本シリーズでのフル回転。独特の「岸カーブ」を武器に巨人打線をねじ伏せた姿は野球界に強烈なインパクトを与えた。山田投手コーチは「彼はいいピッチャーだと思っていたけど、僕の感じていたものよりも、実際にユニホームを着ていた人の意見は違ったね」と、新たな情報提供に感謝した。

 岸は大舞台に向けて静かに闘志を燃やしている。「自分は投げる準備をするだけです。もし選ばれたら、世界と戦える自信はあります」と、力強く言った。名プレーヤーの後押しを受け、大舞台でのさらなる飛躍を目指す。

 [2008年12月19日9時7分

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