ラストイヤーはマッチョ化で勝負だ!

 中日立浪和義内野手(39)が3日、下半身を強化して22年目の今季に挑む決意を明かした。今オフは、これまで腰痛などの影響で避けてきたスクワットを継続中。約2カ月間で太ももが数センチ太くなっており「やはり下半身は大事。腰も良くなってきた。成果は出てきている」と話した。今後も下半身強化を継続し、2月のキャンプインを迎える。

 打撃コーチ兼任となった昨年は打率2割5厘と過去最低の成績に終わっただけに、今季にかける思いは人一倍強い。「昨年でユニホームを脱がなきゃいけない成績だったが、もう1年チャンスを頂いた。今年は結果にこだわって、日本一になってユニホームを脱ぎたい」。どうすれば、かつての打撃を取り戻せるのか。出した答えが、スイングを支える下半身を徹底的に鍛え直すことだった。

 昨年の秋季練習では、選手とコーチの二つの顔を午前と午後で使い分けたが、春季キャンプではあくまで選手としての時間を優先する。「昨年は兼任で結果が出せなかったので、もっと打てるように。全体練習が終わっても、若手に交じって自分も体を動かそうと思っている」と話した。

 この日は豊橋市内で行われた「2009

 新春ドラゴンズパーティー」に出席。約400人のファンを前に「1本でも多く、チームの勝利に貢献できるヒットをお見せして、ユニホームを脱ぐ決意です」と誓った。後悔だけはしない。今年不惑を迎えるベテランが、固い決意でラストイヤーに挑む。【福岡吉央】

 [2009年1月4日13時19分

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