“ストライクゾーン”がカギ!

 日本ハム宮西尚生投手(23)が4日、母校市立尼崎高で自主トレを本格スタートさせた。ブルペンでは変化球を交えて約40球の投げ込み。今季のテーマを、公私ともに「幅」と掲げた。

 正月気分など吹き飛んでいた。ランニング、キャッチボールを終えるとすぐにブルペンに向かい、熱のこもった投げ込み。ウエートトレまでを含めると5時間近く汗を流した。「もうちょっとチームに貢献できるところで多く放りたい。安定した投球ができるように」。ルーキーイヤーの昨季同様50試合登板を目指す。

 取り組んでいるのがフォークやパームのように落下するツーシーム。「だいぶ見せられるようになってきました。スライダーとは曲がりが違うし、左打者にはスクリューのように落ちる。投球の幅が広がります」。ストライクゾーンを広く使い、打者を翻弄(ほんろう)させるのが狙いだ。

 もう一つの目標が「嫁候補ゲット」。1年ほど恋愛と“ごぶさた”だが「彼女ほしいですよ。おみくじで恋愛運がよかったんです。結婚までを考えて、いい人が現れればいいですね」とニヤリ。華やかなプロの世界に身を置くが「モデル系のきれいな人が好み」と、恋人選びの目は厳しい。恋愛でも“ゾーン”を広げて、幸せをつかむ。【本間翼】

 [2009年1月5日9時36分

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