お尻の次は股間(こかん)を刺激?

 今季、先発ローテ定着を目指す阪神上園啓史投手(24)が、股(こ)関節の動きを意識した投球フォームの改良に乗り出していることを明かした。22日、北九州市内で行っていたオリックス小松との自主トレを打ち上げ、この日から鳴尾浜球場で練習を再開。ブルペンでは立ち投げ25球、捕手を座らせて13球と力のこもった球を投げ込んだ。

 「今日は正直、いまいちだったけど、股(こ)関節を意識して投げました」。昨季のパ・リーグ新人王小松からは、投球時の股(こ)関節の使い方を学んだ。この日のブルペン投球では、左足を上げて軸足に重心を乗せ、ゆっくりと体重移動する投球フォームを確認するように繰り返した。上園は「(右足で)立った時に股(こ)関節を内側に入れる感じ。今は試している段階です」と話した。前日21日には、ソフトバンク杉内と自主トレを行った岩田が、投球時のお尻の使い方の重要性を説いたばかり。投手の基本ともいえる下半身磨きで、飛躍を目指す。

 [2009年1月23日10時36分

 紙面から]ソーシャルブックマーク