節目のシーズンへ、杜(もり)の都も準備OK!

 楽天は1月31日、仙台空港から空路で春季キャンプ地の沖縄・久米島入りした。仙台駅で行われた壮行会では、見送りに来た約500人のファンを前に野村監督が「多くの方に集まっていただき、元気をもらっています。今年は最低でも、Aクラスに入らないといけない」と抱負を語った。

 名将を喜ばせた壮行会は、官民一体の地元支援組織「楽天イーグルス・マイチーム協議会」が主催。会員でもあるJR東日本仙台支社と協力し、駅員ら関係者50人が動員される中、今年は初めて駅構内での開催が実現した。

 シーズン終盤を見据えた準備も整えた。クライマックス・シリーズ進出に備え応援ツアーやパブリックビューイング、さらには優勝した際のパレード費用に約100万円の予算を準備。2月中旬には初めて久米島へのキャンプ応援ツアーを行うなど、鼻息が荒い。

 丸森仲吾会長(74=仙台商工会議所会頭)も「仙台でプレーオフを開催できるように、キャンプで強くなってきてほしい」とエール。結果が問われる球団創設5年目。地元も全力でイヌワシ軍団を盛り上げる。【由本裕貴】

 [2009年2月1日12時9分

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