<オープン戦:ヤクルト10-1横浜>◇26日◇神宮

 ハマの番長、開幕大丈夫?

 4月3日の開幕戦(対中日、ナゴヤドーム)先発が決定的な横浜三浦大輔投手(35)が、最終調整で大乱調だ。1回に2点を失うと、3回には2被弾など6失点。持ち前の制球力を発揮できず、予定の回数に満たず4回10失点で降板した。直後にはブルペンでフォーム修正に入る緊急事態となった。

 自分にあきれていた。「ひどいわな。悪すぎる。真っすぐも変化球も悪いところが全部出た。まだ調整期間があるから何とかしたい」と悲壮感を漂わせた。杉本投手コーチは登板日変更の可能性に「普通は変わらないでしょう」と否定的。大矢監督は「逆に考えれば今で良かった。経験がある投手なので心配していない」と前を向いた。過去6度の開幕投手経験を持つ三浦だが白星はなし。7度目の挑戦へ、窮地を踏み台にするしかない。

 [2009年3月27日8時44分

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