ハマの番長は4年前の借りを返す。3日開幕の中日戦に先発する予定の横浜三浦大輔投手(35)が7度目の正直を目指す。前日練習ではキャッチボールやダッシュで調整し「ここに来て、大分気持ちも高ぶってきた。自分が投げるときが開幕だと思っている」と緊張感を漂わせた。

 過去6度の開幕登板で白星はない。「開幕6敗ぐらいしてるよね。投げられるならもちろん勝ちたい。あした(3日)だろうがいつであろうが、いいスタートを切りたい」と話した。05年もナゴヤドームでの中日戦だったが9回、アレックスにサヨナラ弾を浴びた。「覚えてますよ。(現在と)メンバーが違うんでね。借りなんか、いっぱいありますから」と目を輝かせた。

 昨年オフはFA権を行使し、残留を決意。昨季最下位と低迷したチームを浮上させたい思いは、だれよりも強い。オープン戦の不調も「フォームのタイミングのズレがあった。微調整できた」。7度目の挑戦で結果を残し、チームに勢いをつける。【今井貴久】

 [2009年4月3日8時52分

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