<巨人6-5阪神>◇10日◇東京ドーム
悔しさを振り払った。5番を任された巨人亀井義行外野手(26)は、今季本拠地での初勝利に「(スタメンを外され)本当に悔しかった」と、ほおを赤らめた。目の前で阪神金本が3連発。4-4の6回2死一塁、江草の高めフォークをとらえ、右翼線への勝ち越しとなる適時三塁打を放った。ベース上でガッツポーズした。
開幕戦は1番だった。昨季の成長やWBCでの経験を買われ、日本一奪回を目指す09年の旗振り役を任された。結果は4試合で打率2割5分。5試合目の8日横浜戦でスタメンを外れた。「チャンスをつかみ損ねた自分に腹が立ちました」と明かした。昨年9月以来、自身3度目の5番だったが、1週間前には考えられない瀬戸際にいた。
それでも「今年の打順で一番大きなカギを握る。5番がいかに機能するか」という原監督の強い決意のもと、小笠原、ラミレスの後を打つ5番を任された。
原監督
クリーンアップは特別です。代打を出してはいけない打順。断腸の思いで5番に使ったし、それがカメ(亀井)にも伝わったんじゃないでしょうか。
開幕から李承■、谷が起用されてきた、指揮官が最も重要視する打順。今季最初の伝統の一戦で、亀井が座った。WBCの経験を通し原監督は改めて思った。「勝利の女神はいる。(決勝で勝ち越し打の)イチローのように準備を怠らない選手に降りてくる」。練習パートナーとして、イチローを最も間近に見た亀井に感じてほしかった。
スタメンを外れた8日の試合前、亀井はジャイアンツ球場で打ち込んでいた。準備を怠らなかった若武者に勝利の女神は降りた。指揮官の決断に応えたバットで、阪神戦は2年越しの8連勝。昨季13ゲーム差をひっくり返したライバルとの初戦を制した。【古川真弥】※■は火へんに華
[2009年4月11日9時22分
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