中日藤井淳志外野手(27)が地元での初安打で故郷に錦を飾る。28日のヤクルト戦は地元・豊橋で開催。「まだ地元でヒットを打ってないんで頑張ります」と、意欲をみせた。

 藤井は06年のプロ入り以降、豊橋での試合には毎年帯同しながら、2打数ノーヒットと結果を残せていない。だが、オープン戦でブレークし、開幕からフル出場を継続中の今年は、20試合で打率2割8分8厘、4本塁打、10打点と勢いが違う。高校までを過ごした思い出の地で、今年こそ恩返しといきたいところだ。

 「(地元だからといって)何かを変えるということはない。でも、知ってる人も大勢来てくれるんで頑張ります」。スタンドには、なじみの顔が勢ぞろいする。「家族や友達にたくさんチケットを手配しました」。舞台は整った。あとは結果を残すのみ。ここ5試合連続安打の勢いそのままに、藤井が地元で大暴れする。

 [2009年4月28日10時57分

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