<オリックス2-4日本ハム>◇15日◇京セラドーム大阪

 オリックスは、またもダルビッシュにしてやられた。昨年のクライマックスシリーズも含めると、07年から8連敗。そしてチームも8連敗の泥沼だ。大石大二郎監督(50)は「次につながるのかなという感じはあった」と敗戦の中にも収穫を強調したが、7まで膨らんだ借金は重い。

 3点を追う4回、ラロッカと後藤の適時打でで今季3試合20イニング目にして初めてエース右腕から得点を奪った。後藤がすかさず二盗。さらに三盗も仕掛けた(結果は打者塩崎がファウル)。動揺を誘ったダルビッシュから塩崎が四球を選ぶと、今度は下山の打席で重盗。後藤が三塁で憤死したが“打てないなら足で”の揺さぶりでつかんだ攻略の糸口はあったが、2得点では勝てなかった。

 しかも、後藤が二盗を仕掛けた際、右太もも裏を痛めていたことも判明。後藤は「大丈夫です」と軽症を強調したが、ローズら故障者が続出するだけに大石監督の表情もいっそう曇った。

 [2009年5月16日11時48分

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