<ソフトバンク5-1巨人>◇14日◇福岡ヤフードーム

 巨人は4月29日以来の3連敗で、交流戦Vが消滅した。先発東野が杉内と堂々の投げ合い。7回1死一、二塁まで無失点で中継ぎ陣に託した。だが山口、M・中村が本調子でなく、結局1-5と完敗した。

 同点とされた7回1死満塁で、遊撃坂本に手痛いミスが出た。田上の当たりは正面の遊ゴロ。併殺でピンチ脱出かと思われた。だが坂本が打球をはじき、二塁封殺の1アウトしか奪えず決勝点が入った。坂本は「自分のミス。走者が目に入った?

 関係ありません」と潔く失敗を認めた。

 坂本は今季9失策。送球には定評があるが、捕球の失策が多い。左手首を折り曲げ捕球体勢に入るクセがあり、グラブの土手に当ててしまう。本人も自覚し練習から丁寧に取り組んでいるが、大事な場面で課題が出た。原監督は「去年までと違う。しっかりダブルプレーを取らなくては」と向上を求めた。

 2位ヤクルトと3ゲーム差。指揮官は「あさって(16日)から状態を上げて仕切り直しです」と言った。M・中村、中井を2軍再調整とし、クルーンが抜け手薄となった中継ぎをオビスポらで補充する。戦力を整え交流戦を締めくくる。

 [2009年6月15日8時29分

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