<ロッテ3-1ソフトバンク>◇19日◇千葉マリン

 ロッテがKAT-TUNでカツ~ンだ!?

 初回、西岡剛内野手(24)が、先頭打者本塁打でチームを勢いに乗せた。ホールトンの初球、135キロ外角直球をバットの先でとらえると、風速9メートルの強風を切り裂いてバックスクリーン左へ運んだ。6月21日巨人戦以来今季2度目の先頭打者弾に高々とガッツポーズを突き上げた。

 この日の試合前、KAT-TUN亀梨和也(23)が始球式を行った。打席に立った西岡と真剣勝負を行った。西岡は少年野球で世界大会にも出場したことのある亀梨のカット気味の直球に振り遅れ、なんと遊飛を打ち上げてしまった。「思い切り打ったんですが、残念ながら詰まってしまった。だから1打席目はちょっとタイミングを早く取ってみたらホームランになりました。亀梨効果ですね」と笑顔で振り返った。

 プライベートでは一緒に食事に行き、『カズ君』『ツヨ君』と呼び合う仲という。力強い応援もあり、5回の守備でも見せた。1死一塁から長谷川の中堅越え二塁打の中継に入り、ホームへストライク返球して、一塁からホームインを狙ったソフトバンク小久保を憤死に仕留めた。18日の守備中に左手母指球(親指付け根)を打撲して途中交代したが、その影響を感じさせないファインプレーでチームを救った。「これまでも亀梨君が見に来ると活躍できるんです」と、アイドル顔負けの存在感を示した。【鳥谷越直子】

 [2009年7月20日11時56分

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