西武OBで前オリックスの清原和博氏(42=日刊スポーツ評論家)が22日、現場復帰に意欲を見せた。この日の西武-ロッテ戦(西武ドーム)前のイベントにゲスト参加。当時のエピソードを交えた思い出話を披露し「渡辺監督や一緒に戦った選手が現場でやっているのを見て、グラウンドに戻りたい気持ちを強くした。今後、チャンスがあればユニホームを着たいと思っています」と、集まった1200人のファンの前で指導者への思いを語った。

 始球式では96年以来となる背番号「3」のユニホーム姿で登場。「4番ファースト清原」のアナウンスが流れると、場内は「お帰り」コールに包まれた。85年センバツ準決勝(PL学園-伊野商)の再現となった渡辺智男氏(現西武スカウト)との対戦では、背番号3を受け継いだ中島のバットでフルスイング。豪快に空振りし「真剣に振ったのは引退試合以来。肉離れしそうだった。何分間だったけど、ベンチではライオンズの一員になれた気がした」と感慨深そうだった。4位に甘んじるチームには「監督の表情を見て大丈夫と思った。追い込まれて力を発揮できるチーム」とエールを送った。

 [2009年8月23日9時1分

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