地元テレビ局も、イヌワシ軍団を全面バックアップだ。楽天は9日のオリックス戦(Kスタ宮城)に勝利し、シーズン2位を確定。地元仙台でのクライマックスシリーズ(CS)開催を決めた。16日からの第1ステージは、1戦目と3戦目をNHKが、2戦目を東北放送(TBC)が放送することが決まった。

 特にNHK仙台放送局は、異例の“肩入れ放送”で楽天を後押しする。NHK総合チャンネルは東北ブロック全域で生放送。BSチャンネルでも全国ネットで放送するが、東北バージョンはBS放送とは別の解説者と実況アナウンサーを起用し、全面的に楽天を応援する番組を展開する。2戦目もラジオで放送する予定で、1戦目の前日15日にはニュース番組内で特別番組も放送予定。“完全カバー”で佳境に入った地元チームを盛り上げる。

 CS第2ステージ進出を決める可能性がある2戦目を放送する東北放送も、番組内で今季の戦いぶりを振り返るVTRを流し、機運を高める。超満員が予想されるKスタ宮城でのCS。地元東北のファンは、茶の間でも楽天の大一番を楽しむことができそうだ。【由本裕貴】

 [2009年10月10日11時33分

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