楽天が来季のスタッフに現駐米スカウトのルイス・ロペス氏(45)、現ジュニアコーチの安部理氏(46)を入閣させることが1日、分かった。楽天は今季2位、打率もリーグ3位と健闘しながら、得点は5位。球団創設以来の課題である得点力アップのために、内部スタッフから2人に白羽の矢が立った。

 新コーチ2人が、持ち前の勝負強さを若いチームに浸透させる。ロペス氏は広島時代に96、97年と2年連続して打点王を獲得。日本での6年間で100打点を3回記録するなど、主力打者として活躍した。ポストは未定だが、ブラウン新監督と選手の橋渡し役にも、うってつけの人材だ。安部氏も西武黄金期を支えてきた1人。1軍打撃コーチ補佐に就任予定で、熱心な指導が期待されている。2日にはブラウン新監督など来季スタッフの一部が発表。徐々に新楽天がベールを脱ぐ。

 [2009年11月2日7時58分

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