来季も熱愛継続や!

 阪神狩野恵輔捕手(26)は27日、能見篤史投手(30)とのバッテリー継続を熱望した。能見が先発した今季25戦中24試合で先発マスクをかぶった狩野は、その13勝左腕とともに「真弓監督フレッシュ大賞(M-1)」を獲得。城島加入で立場が厳しくなったが、今オフも“相方”と2年連続で合同自主トレを実施して相性の良さを極めていく。

 今季9年目で自己最多127試合に出場した狩野は、城島に正面からぶつかる覚悟を決めた。「野球選手は1年1年が勝負。(試合出場のためには)ライバルに勝たないといけないし、頑張らないと」。この日は兵庫・西宮市内で甲子園署の一日署長を務め、気を引き締めた。

 中でも譲れないのが能見とのバッテリー継続だ。今季は能見が先発した24試合でバッテリーを組み、左腕の13勝をアシストした。ともに初めてフルシーズン1軍で戦い抜くことで信頼感も深めた。狩野は「自分にとってもプラスになった」という。今オフも昨オフに続いての沖縄合同自主トレが決定しており、さらに相手を知り尽くすことで、城島に対抗するつもりだ。出場機会が減ることは避けられないが、能見との相性の良さを武器に、背番号99が突破口を開く。

 [2009年11月28日11時36分

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