横浜がロッテ早川大輔外野手(34)を金銭トレードで獲得することが13日、分かった。14日にも両球団から正式に発表される。

 狙いはトップを打てる外野手だった。チームの今季盗塁数は51で12球団でワースト。1番打者を固定できず内川、村田の強力クリーンアップを生かし切れなかったこともあり、機動力のある外野手を探していた。早川は今季84試合の出場だったが、08年は133試合に出場し、18盗塁をマークしている。走力と広い守備範囲には定評があり、チームの構想に合致した選手だった。横浜は金城、松本らと「1番中堅」を争わせることで、チームとしてのレベルアップも狙う方針だ。

 横浜のトレードは今オフ3件目となる。ロッテのエースだった清水の獲得を皮切りに、先日は日本ハムと3対3の大型トレードも成立させた。FAでは正捕手候補の橋本を獲得。日本ハムを自由契約になったスレッジとも交渉を進めている。2年連続最下位からの脱出へ、またも積極的な補強を行った。

 [2009年12月14日7時32分

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