あるぞ先発左腕固め!

 阪神真弓明信監督(56)は25日、新外国人ケーシー・フォッサム投手(31=カブス)を先発起用する可能性に初めて触れた。ポスト・ウィリアムスとして獲得した中継ぎ左腕だが、先発経験も豊富な点を重視。江草、筒井ら日本人投手との比較で起用法を定めるという。

 「左投手(フォッサム)はここ何年かはリリーフをしているけど、タイプ的に言うと先発もいける。起用法は兼ね合いになる」。右腕のランディ・メッセンジャー(28=マリナーズ)には「先発はない」と断言するだけに、フォッサムに幅を持たせているのが際立つ。合意時に沼沢正二球団本部長は「先発候補でリストアップしていた。起用法は現場判断」とゆだねていた。

 フォッサムが先発に回れば、今季13勝した能見に岩田、下柳らとローテーションの半数以上を左腕が占めることも可能だ。「先発もリリーフもという投手が何人か出てくるだろうが、どちらに向いているかを判断していく」と、真弓監督は2月キャンプで適性をジャッジする方針。江草、筒井らがウィリアムスの後釜に納まれば、ただでさえ質量豊富な左腕先発がさらに充実する。

 [2009年12月26日11時22分

 紙面から]ソーシャルブックマーク