2010年「虎の顔」を独占入手!

 阪神に新加入した城島健司捕手(33)の似顔絵入りグッズが制作されることが28日、明らかになった。阪神選手の似顔絵イラストグッズを販売する(株)PEACE(大阪市住之江区)が早速、今オフ補強の目玉のイラスト作製に着手。年明けにもサンプルが完成し、球団に申請される。早ければ、来年2月1日の沖縄キャンプ初日に宜野座で販売される。

 真剣勝負に臨む厳しいまなざし、強い意志を物語るようにグンと通った鼻筋、そして勝利への妥協を許さない決意あふれる口元。虎の城島が迫力満点のイラストになった。10年シーズン、まさに虎の「顔」といえる城島の似顔絵ができた。

 思わず目を奪われる激似イラストは、阪神選手の似顔絵イラストグッズを販売する会社が制作。同社は現在、真弓監督、金本、新井、鳥谷ら15人、全30種類にわたるイラストのグッズを展開している。デフォルメ人形のように選手の顔が大きく描かれているのが特徴だ。主に甲子園での試合時に本拠地に隣接するダイエー甲子園店で特設ブースを設けて、販売している。同社関係者は「城島選手は大きな注目を集めている。ファンのためにもできるだけ早く製品化できれば、と思っています」と話した。

 発売は、春季キャンプ初日の2月1日を目指している。年明けにサンプル品を完成させて、球団に正式申請する方針だ。「2月1日から(図案が)使用可能になるように申請する考えです」と意気込む。サンプル品は球団と城島本人の意向を尊重し、必要ならば微調整を加える。予定では似顔絵を使ったイラストボート、Tシャツ、ステッカーの3種類が商品化される。

 城島の似顔絵イラストは、2種類作製している。打席でボールを打った直後のものと、守備バージョンは捕手用ヘルメットをかぶっているもの。現時点では商品の命といえる「顔」が完成している。同社関係者は「城島選手から連想される印象的なシーンをピックアップしました」と説明した。

 城島グッズは、球団が早くも今月16日に背番号2が入った「ナンバージャージー」を阪神百貨店で販売した。過熱する城島フィーバーに、球団公認グッズを作製する同社も急ピッチで完成を目指す。球団の正式許可が下りれば、城島の似顔絵グッズは本拠地甲子園よりひと足早く、キャンプ地の沖縄で販売される。2・1宜野座は、城島本人の合流と同時にジョーの「顔」も一斉に店頭に並ぶ。

 [2009年12月29日11時38分

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