ソフトバンクが来秋のドラフト最上位候補として早大・大石達也投手(3年=福岡大大濠)をリストアップしていることが30日、分かった。角田球団代表が「いい投手と聞いているし、当然候補に入ってくる選手」と話した。大石は地元福岡出身で、最速154キロを誇る大型右腕。阪神、オリックスも獲得へ興味を示している逸材だ。

 球威ある直球と切れ味鋭いスライダーが大きな武器だ。大学1年からベンチ入りし、ストッパーとしての地位を不動のものとしている。6大学で42試合106回を投げ、153奪三振。奪三振率12・99と驚異の数字をマークしている。11月22日のプロ選抜戦(東京ドーム)では1回を投げ、2奪三振で無失点。巨人亀井を3球三振に仕留め、広島天谷も高め直球で空振り三振に切った。

 早大は来年1月5日から練習を再開し、2月下旬には米ロサンゼルスキャンプを行う。球団では年明けの練習視察とともに、米国へのスカウト派遣も検討中。徹底マークで大型右腕を追い続けるつもりだ。また、高校生投手では東海大相模(神奈川)の一二三(ひふみ)慎太投手(2年)に注目している。

 [2009年12月31日7時49分

 紙面から]ソーシャルブックマーク