阪神坂井信也オーナー(61=電鉄本社社長)が、寅年優勝を願って神社をはしごした。4日、電鉄本社が仕事始め。坂井オーナーは初詣でで、神戸市内の長田神社、生田神社、湊川神社と自宅近くの神社と4カ所を回ったことを明かした上で「タイガースの優勝を祈願するためにいっている」と力を込めた。

 12年に1度の寅年にじっとしていられない。「どこ(の神社)でも寅が書いてある。トラやなあと思っていた」。悲願達成に近づくため、まず新年にできることからスタートした。以前は人だかりで入場制限されている神社は回避して「横着をしていました」というが、今年はしっかりと回った。ただ新年のおみくじについては「引いてません。20数年前に凶を引いてからやらなくなった」と苦笑いした。

 今月中には昨年に続いて真弓監督、南社長ら球団トップとの新年会を予定。「どうや、大丈夫か?

 という話とか(新設の)育成部の話を聞くことになると思う。日ごろと違うことが聞けるかなと思います」。神社をはしごする情熱を持って、オーナーとしてきっちりと球団のスタンスを確認する構えだ。

 [2010年1月5日11時59分

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