オリックス岡田彰布監督(52)が9日、入団交渉が大詰めの前カブス田口壮外野手(40)について「構想に入れている」と初めて古巣復帰が確実なことを明かした。その上でメジャー8年戦士を特別あつかいしないことも明言した。

 「一選手として獲得するわけやからな。数字を残さんとアカン」。就任時から掲げる「全員白紙」。田口も例外ではなかった。もちろん「昔から田口を知るベテラン勢がどんな反応するかで、若手もどういう選手か分かるやろ」とリーダーシップや質の高いプレーには高く期待している。

 退団が決定的な主砲ローズには「もう無理やろ」と戦力から外した。全陣容を固めた指揮官は、神戸市で行われた「矢田立郎神戸市長を囲む新春交歓会」で政財界関係者ら約1100人を前に「震災から15年の区切り。地震前の活気ある神戸にするためにも優勝を目指す」と宣言した。その後、神戸の合宿所で自主トレ視察。いよいよ戦闘モードに入ってきた。

 [2010年1月10日7時27分

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